第二十二話~価値観を共有出来る仲間としかビジネスは出来ないと言う真実

【人狩りビジネスのイメージが存在】

ネットワークビジネスと言うのはどうしても人狩りビジネスのイメージが存在しています。

それは新規ディストリビューターのスポンサリング活動が中心であり、それこそが収入に繋がるという避けられないビジネスモデルがあるからだと思っています。

これは情報商材などを扱う輩や高額塾も同じだと考えます。

それが故に何でもかんでもグループに入れてしまう。しかも情報弱者の貧乏人ばかりを集います。たまに高学歴で一流企業に勤める世間知らずの若者を。

勧誘やクロージングを中心に 考えるからこそ、それが上手く行く「方法」に 偏ってしまうのです。

皆様はその様な「方法」によって勧誘されて、今もなお、そのビジネスの可能性を信じて、ビジネス活動に励んでいる方もいらっしゃるとは思うのですが、その様な集団が本当に仲間でしょうか?

お金儲けを主体としていて、それを誤魔化すために「夢」と言う言葉に置き換えて綺麗事を並べて、無駄なミーティングが必要と儲かってもいない人にお金を使わす訳です。
最近はコストの殆どかからないzoomなどのオンラインセミナーでさえ、本来お客様であるはずのあなたからセミナー代を徴収するのです。

そして仲間や幸せなどと言っている割には離婚率も高く、そのグループの中身は異性関係の乱れも激しい。成功している人は何でもありなんでしょうか?

不倫やグループの中でのドロドロとした恋愛事情など一般的な社会では、どれもアウトなことがネットワークビジネスの中ではまかり通っている事実を 目の当たりにしてあなたは疑問に感じませんでしたか?

ネットワークビジネスの常識は世間の非常識なのでしょうか?その様なリーダーの考え方に頭を合わせなければ成功出来ない世界なのですか?

あなたは本当に、その輪の中の成功者と言われる演者になりたいと思いますか?

私は当時、年収は億ほど頂き、フェラーリやベンツやBMW、アウディなどありとあらゆる高級車を乗り回し、それこそ周りからは大成功者と崇められていたと思います。

しかし当時のわたしの心の中は空っぽだったのです。

皆様の前では「家族のために!」とか「業界の健全化」「社会に役立つ」などと言いながら、わたしは全国を走り回っていました。

権利収入と言いながら、わたしには家族との時間など皆無でした。その様な中でわたしの当時の妻は私の教え子と不倫をしていました。

そしてグループのリーダー達は権利収入だと言いながら愛人を囲う、グループ内の不倫、浮気、何より、昼過ぎまで寝て、皆様のために働く訳でもなく、自身の自慢をするだけ。

その生活が多くの皆様のお陰で成り立っている事など忘れて、まるで自分の力でそこまで来たような振る舞いにわたしは悲しみを通り越して呆れ果てました。

わたしが当時そのリーダー達と出会った頃は、みんな素人同然で貧乏でした。

その時は「教えてください、成功したいのです」と素直な時代もありました。

人は変わるのだ、お金を握ると変わってしまうのだ。
と当時は全てを諦めて、私はどんどん病んで行きました。

わたしは社会を良くしたい、
この日本の為に役に立ちたい。

この様に志を持って夢一杯で、ネットワークビジネス業界に足を踏み入れて、実際、短期間で大きな売上と、大きな収入、沢山の成功者を作ったかも知れません。

有名にもなりました。
そんな事をわたしは望んでもなかったのです。
わたしは社会を変えたかっただけだったのです。
教育により、社会に役立つ人間を作りたかったのです。
そのリーダーがまた社会の為に働く。日本を良くしたかっただけなのです。
300年後の未来の子供たちに個性を尊重した教育を繋ぎたい。素晴らしい日本という国の全てを伝えて、日本に誇りを持てる、その様な未来を作りたかっただけなのです。

しかしわたしのやった事は何だろうと考えました。わたしは社会の悪を育てて、世に放ってしまったのかもしれない。
わたしの心はどんどん病んで行きました。

わたしが育てたかった人間はどんなに収入をとっても謙虚で初心を忘れず、多くの方の為に一生懸命働き、社会にお役立ちする人間です。

リーダーとは常に見本になるべく、その背中を常に見せ続ける、その様な教育をして来たつもりでした。

しかし、実態は違った

だから絶望感に襲われた私はある、大きなイベントの時に誰にも相談せずにいきなり、引退を宣言してこの業界を去りました。
多くのリーダーは驚き、そして私を止められました、困るとも散々言われたのでした。
でも、わたしにはその人たちと残りの人生を共にする情熱が一欠片も残っていなかったのです。

わたしはビジネスをやりながら自分が嘘をついている様な気持ちで一杯でした。

業界を去り、私は何が悪かったのかを考えました。

ネットワークビジネスには規律がないのです

リーダーは言っている事とやっている事が違うという常にダブルスタンダードです。

その様な規律の乱れはチームの崩壊をもたらしますし、だからこそ、この業界は常にイメージが悪いのです。

何でもありを許しても、集めてもダメなのです。
結局はお金で人が変わったのではありません。

その人たちはお金がなかったから本心が隠れていただけであって、変わったのではなく元々、そうだったのでは?と今のわたしは感じています。

当時の私は同じ志の人間を集める事をしていなかったのです。違和感のある人間を排除する事が勇気がなくて出来なかったのです。

同じ志を集める為に自分達の価値観をしっかりと共有出来ていなかった事が規律の乱れた大きな原因だったと思います。

孫子の兵法論の中にもこの規律の乱れこそ、崩壊の道と記されています。

しかし当時の私はそこに気付いても、すでに改善する情熱さて失っていました。曲がって立ってしまった建物は修正不能に陥ります。それは壊してゼロから創るしかなくなると、経営の先輩方か教わりましたがまさにその通りでした。

曲がって立ってしまった物は
壊すしかないのです

だからこそ、 このネットワークビジネスにおいて、今後、この業界がスタンダードになる事もなければ、今後、業界が自浄作用で修正されて、健全化して行くなどという事は絶対に起らないと私は確信します。

私が最も大切にしているものこそ価値観で有りこの価値観「コア・バリュー」を 明確化して、それに沿った人とのみ、同じ仲間として仕事をして行く。

これこそが快適で、楽しく、 自浄作用の生まれる組織だと思います。

「あれをしろ」
「これはしてはダメだ」
時にはリーダーはあなたに「ズレている」とまるで人格否定の様な台詞で自身にとって都合の良い人達を作り続けます。

常にネットワークビジネスが多くの問題を抱え、多くの指示、指導が必要なのは何故ですか?

価値観が共有されていないからです。

価値観が共有され、ビジネスを行う上でのフローが明確化されていたら、リーダーは相当、暇になるはずです。

現場は自己の判断で様々な事を決めてくれます。
いらぬ相談など減るに決まっています。

だって思考停止病はいないのですから。

ビジョン、
ミッション、
コアバリュー
を明確化して、それを大切にするチームは常にその方向に皆 で力を合わせて進んで行けます。

もちろん上記に書いた、ふしだらな行動は起き難くなりますし、もし、それが起きても自浄作用で、誰かが決断するまでもなく、それは解決や排除に動きます。

そうなのです、組織はまるで生命体の様な物なのです。

人間という生命体を集めて、その思考を停止させて行く、ネットワークビジネスの恐ろしさを書かせていただいておりますが、 皆様が何かを選択される場合は、

会社の
コア・バリュー

そして所属するチームの
コア・バリュー

そのどちらもがあなたの価値観に沿っているのかを確認する必要があります。

そこに違和感が有れば、その違和感は一生続くでしょう。

そして、
違和感がある場合、それを続けていてもあなたが成功する可能性は絶対に有りません。

だから
価値観が必要なのです。

私は下記の4つの価値観を持っています。

◉挑戦への継続
いかなる困難があっても 我々はそれを克服し、
挑戦することによって 自己の壁を破り続ける。

挑戦が嫌でおいしい仕事を探している方は うちは合わないと思いますw

◉信頼と敬意
我々はステークホルダー 全ての関係を重んじ、
常に原因自分主義を貫き、全ての人を認め敬意を払い、 信頼を勝ち得る

だから私たちは奥さんやご主人様などパートナーの反対や、ご両親の反対があった時に原則、その方の私たちのビジネスへのご参加はお断りしております。

だって、それでも参加を認めるとどうなるのでしょう? おそらくその人は仮に成功したとしても、その家族はバラバラになってしまうでしょう。わたしたちは誰かの犠牲の上に成り立つ成果などかけらも要らないのです。

私たちは信頼と敬意を大切にして常に社会の一員として、全ての方の幸せを願っているからそれは当然のことなのです。

◉記憶に残す
記録を作ろうとは思わない、 人々の記憶に刻む、 社会的意義を常に考え 人の為、社会の為に 貢献する行動を取る。

結果的に私は多くの記録を作って来ました。しかしその様な物に興味はないのです。うちで上手く行かなかった教え子達が、10年経って「あの時の教えが生きています。今は幸せです。有り難うございました」と言って貰えるような、記録ではなく、その人の記憶に残る、その様な愛のあるチームの創造のために私たちは記憶を重視します。

◉学ぶ喜び
私達は常に学ぶことに 喜びを見出す、 何故ならば、その先にこそ、私達の望む世界が存在するからで有り、常に進化、変化を遂げる為 に私達は学び続ける。

私がスタートした時は、若くて元不良でお馬鹿ちゃんが非常に多かったのですw

勉強の素晴らしさや、その勉強でどのような人生を掴む事が出来るのかイメージさせる事が重要です。

私は常に知識武装しろと教えて来ました。どんなに学生時代は馬鹿でも素直な心さえあれば、
いくらでも、いつからでも人生はやり直す事が出来る事を伝え続けてきました。

上記の4つのコア・バリューこそ私たちの真髄です。

この価値観の上にフローが有り、ノウハウテキストが有り、教育カリキュラムがあり、それを共有する為の大規模なシステムと、それを運用し常にアップデートしていく仕組みと多くのスタッフがいる。

これで初めて世界が目指せると思っています。

次回は

働き方改革
というお題でお話させて頂きます。

いよいよ
最終回まで
残り二話

もう少し、お付き合い下さいね。

➡第二十三話を読む

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