第十九話~おいしい投資案件など存在しない真実

おいしい投資案件など存在しない真実

おいしい話に引っかかる人が
本当に世の中には多いのです

これを読んでいるあなたがその様な人では無い事を願っています。

毎年、多くの「美味しい話」「誰でも簡単に儲かる話」が詐欺だったという事件が多数発生しているにも関わらず、毎度の様に、毎年そのような詐欺案件に騙される人がいるのです。

さあ考えてみましょう!

どんな人が騙されると思いますか?

みんな私は騙されないと思うのです。それはそうです。誰もが自分が騙されるなどと思いません。思っていたらそもそも騙されないのです。

不思議なのは過去に騙されたにも関わらず「次こそは」と同じ趣旨の詐欺にまたひっかかる。これを繰り返す人が本当に多いのです。

自分だけは大丈夫。この案件だけは大丈夫。根拠も理論もないのに、不思議と毎回、自信だけは多くの方が持っているのです。

しかしまた騙されるのです。

騙される人は調べてみると何度でも何度でも騙されるのです。同じ人々が常に騙されているのです。ご存知でしたか?

そして騙されない人は一度も騙されません。

油断は禁物ですけどね!w

詐欺師の間では騙されやすい良い人のリストが出回っていたとの話を聞いた事があります。

何故何度となく騙されるのでしょうか?

もし、ご自身が勤勉で、成功は自身の努力やスキルで掴み取るものだと考える人ならいかがですか?

自身の知識以上のものには飛びつかずじっくり 勉強する人なら?

マーケティングを重視し、まずはしっかりとSTP(セグメント、ターゲット、ポジショニング)を明確化して事業計画を立てる人ならば?

大体、騙されるには訳があるのです。

調べない、勉強しない、努力しない人達。

つまり私が上記に記した性格とは真逆の思考を持つ人たちです。

本当においしい話などあると思いますか?

冷静に考えてみましょう。本当に儲かる話であれば、何故、貴方の所に、その話が来たのでしょうか?

その投資の主催者も何故、富裕層や投資家ではなく、大してお金ない人の所へ話を持って行くのですか?

貧乏人を集めるより富裕層を集める方がコストが安くつきます。顧客を獲得するにはリソースのアサインが必要です。獲得単価を常に計算しないとビジネスは成立しません。

何故、富裕層ではなく、どちかと言えばお金がない貧乏な方をターゲットにセミナーなどをするのでしょうか?

証券会社のセミナーでさえ怪しく、儲からないものばかりですよ!しかし合法的な証券会社などのセミナーであれば勿論、エビデンスのデータは必ず示してきます。

まさか成功者気取りの派手なおじさんが、脱税しただのいくら儲かったなど下品な話はありません。投資の話なわけですから当然、データに基づいた話でないと当然ダメな訳です。

100億円を出して本当に儲かるのであれば、利率にはよりますが、 いくらでも出す人はいるでしょう。

世の中の合法的なまともな投資でさえ100%儲かる事などないのです。だから富裕層に限らず資金のある人は、それをポートフォリオと言い、分散投資を行い、一点に投資して、損害を受ける時のリスクを減らして運用するのが常識です。

しかし詐欺的な投資は貧乏人が資金的余裕もないのに、なけなしのお金をはたきます。時には消費者金融などでお金を借りてまで投資をする人まで存在するのです。
これは気が狂っているとしか見えません。

そもそも考えてみましょう。その儲け話は貴方の所へきました。それは何故ですか?

儲からないからに決まってませんか?
あなたをカモにする為では無いですか?w

本当に儲かる話であれば、富裕層に持っていくのです。そしてその方が、投資を受ける側も得なのです。

貴方を騙すためにその話がやって来たと普通に考えたらわかるはずです。

おいしい話など世の中に存在しません。

あってもそれは一般人の所へなど絶対 にやってくる事はありません。

しかし、チャンスなら一般人にもやってくる事もごく稀にあるでしょう。

そのチャンスに対してアンテナを張っている人の所へ本当のチャンスはやって来るのです。

そして、どの様なチャンスにはリスクはつき物です。

そしてそのチャンスがあっても、それで誰もが成功を掴めるものでは無い。
そのチャンスを生かし成功へと導くには自身が多くの労力や努力を必要とするでしょう。

知恵や仲間も必要でしょう。1人で成し遂げられる事などそれほど大したものはめったにありません。何せ勉強しなければ話になりません。

投資家がベンチャー企業に投資する時のポイントがあります。勿論、ビジネスモデルや市場性は当然の事、まずは社長の人となりを見ます。そしてその社長と一緒に仕事をするマネージメントチームを見るのです。

まずは社長の人となり。私がこのシリーズで話をしている、法律違反も厭わない経営者がトップであれば?
そして社長がいくら優秀でも、そこについて来る優秀なチームが居ないと企業は成長していく事は不可能です。
いくら素晴らしい製品やアイデア、市場性があったとしても、それは、そのビジネスを模倣する、後発の優秀なチームを率いる、優秀な経営者が指揮を取る会社に抜かれて行く事でしょう。

世の中にはチャンスはいくらでも存在します。
あなたが気付いていないだけで、あなたが美味しい話を探していて、本当のチャンスを見ようともしていないからわからなかっただけなのです。

私は世間の人が言う成功も勝ち取って来ましたが、その反面、多くの事業を失敗して撤退もしてきました。

多くの人に騙され、時には裏切られて涙に明け暮れ人間不信になった事もあります。

しかしそこで逃げ出さず、いや正確には諦める事が出来なかったのかも知れません。血の滲むような努力をして、少しづつ智恵やスキルを身に付けて、より大きなチャンスに巡り合い大きなチャレンジが出来るようになった。

ただそれだけです。

おいしい話に目がくらむ事無く、
一歩一歩自分の目標に向かって努力を続ける事。そして何よりお客様と仲間を大切にする事。
自分だけが良いのではなく、関わる人全ての幸せも願い行動して行く。
騙されても騙さず、裏切られても裏切らず、己の道を信じて一歩ずつ前に進む。

いくら儲かったではありません。
何を成し遂げて来たのか?

勝てば良いのではありません。
勝ち方に美学が必要なのです。

儲けたら良いのではありません。
儲け方にも美学があるのです。
儲かると言う事は多くのお客様や仲間を笑顔にしてきた通知表でしかないのです。

お客様に価値を提供する。ビジネスの真髄です。

なぜ学び、努力が必要なのか?
お客様に価値を提供する為です。
周りの人に喜んで頂くためです。

人に自慢する為のお金や物など必要ありません。
ネットワークビジネスのピンタイトルなど何の価値もないのです。

そんな赤の他人の価値観で生きるよりも、自身の価値観に従い、自分の幸せを、家族の幸せを追いかけるべきです。

そして自分の周りの事だけではなく大義を思い、日本の為、社会の為に努力を継続することこそ重要なのです。

世の為、人の為、努力を継続する。そのシンプルな思想こそ成功への真の近道なのです。

その様な思想こそ、真のおいしい話にも繋がるだと私は確信しています。

次回は

成功者の真似をしろ、学ぶは真似るからきている。君はズレているのだ!などと言う、ネットワークビジネスのマネージメントがいかに間違っていて、成功者を作るどころか、廃人を作ってしま うと言う事をお話したいと思います。

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