第二十一話~ビジョン、ミッション、コアバリューの必要性

あなたは殆どの会社が数年以内に消えて無くなってしまう事実をご存知ですか?

ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。
創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。
非常に厳しいのが現実です。

これがネットワークビジネスなら再現性がない事、消費者がいないなど課題満載なので市場規模の急激な縮小なども伴う訳ですから、このデーター以上に厳しい数字になると考察されます。

それを表すかの如く、

ネットワークビジネスのトップリーダーともてはやされた人たちが実は借金まみれであったり、成功してたはずなのに、様々なネットワークビジネスを転々としているわけです。

あなたも色々なネットワークビジネスのリーダーの経歴を調べて下さい。全てとは言いませんが、ネットワークビジネスを転々としているのです。殆どのリーダーがね。

あれ?おかしいとは思いませんか?

権利収入が取れているのに転々とする理由は何故ですか?
しかもゼロから立ち上げて成功した人もほぼ存在しない。
ノウハウがあるのに?
教育がしっかりとしているのに?

あなたにリーダーはその様に説明してきたのではないですか?w

あれ?おかしくないですか?
辻褄が合ってないとは思いませんか?

そこにあなたは気付くべきなのです。
結局、トップリーダーと崇められる人も権利収入など取れていないし、ノウハウがあると言いながらゼロから育成した実績もないのです。

それどころか殆どのリーダーが、このベンチャー企業のデーターと同じく5年以内で上手くいかなくなってしまうのが実態です。

その理由は何なのでしょうか?

いくら製品が素晴らしくても、
会社が凄くとも、
経営者が優秀でも、

そこに
■ビジョン
■ミッション
■コアバリュー

が明確化されて、それが共有される仕組みと、実際にそれが実践されていなければ、そのチームは、
チ ームとして成立してはいない。

私は断言します。

有象無象を集めたところで、結局、それは戦力にもなりません。
ましてや社会に必要ともされません。

社会に必要とされない集団など
確実に消えて行く運命なのです。

法律違反を教えていたり、社会に役立つどころか社会悪の迷惑行為をする集団などはもはやビジネスではありません。

その様なものは犯罪集団なのです。
ビジネスとは到底言えない、社会に認められない集団なのです。

いくら優秀なリーダーがいても、このビジョン、ミッション、コアバリューが共有されていないものはチームでもありません。
お金欲しさにたまたま集まっているだけであり、これは金の切れ目が縁の切れ目とバラバラになってしまうでしょう。

その様なチームは常にバラバラであり、優秀な中間リーダーが雑用によるオーバーワークで、成長が鈍化し、中間リーダーから崩れて総崩れを起こすパターンに必ずハマります。

製品も会社もプランも全ては手段でしかないのです。

目的ではないのです。
その事業や会社の存在意義にはなり得ません。

お金儲けとは、
何かの目的を達成する手段に過ぎません。

お金を稼いで、何をしますか?

叶えたいライフスタイルでさえ、それは目的ではなく、手段に過ぎないと私は思うのです。

ネットワークビジネスへの参加者たちはこぞって夢を語ります。
豪華な旅行や高級車にタワーマンション、ブランドバックや時計。

その様な物質的な物があなたに何を与えてくれますか?
あなたの人生にどの様な影響を与えてくれるのでしょうか?
人に自慢が出来ると言う自己満足ですか?

どの様に高級な物も手に入る前日までが興奮のピークです。
そして手に入った瞬間から喜びのピークはずっと下がり続けます。

権利収入と言う妄想の中での目的のない無駄遣いに、いずれ来るグループ崩壊の足音にも気付く事もなく、そのうち絶望を味わうのです。

少しのお金儲けを達成したとしてもそれは夢と消え去ります。
成功していると思われていた人達でさえ、その謳歌は一瞬。
その様な一瞬の為に時間もコストも費やしていき、何のスキルも身に付ける事なく、何月だけが過ぎ去るのです。

しかも一瞬の謳歌もほんのひと握りの人達のみ。

ほとんどの人は、収支さえマイナスなのです。

あなたがその事業をする目的は
一体、何であるのか?

あなたは今、計算すべきです。
いくらの収入がありましたか?

それにいくらの支出を費やしましたか?

これでプラスだと言い張る人もいるでしょう。

では、その収支の為にどれだけの時間を費やしたのでしょうか?

時給に換算してみて下さい。
あなたの時給はいくらになりましたか?

そのまま真面目にサラリーマンをしていた方が良かったのではないですか?w

さああなたは
具体的にゴールは何を目指していたのですか?

ゴールによってどの様な社会的インパクトや、社会貢献が出来るのか?

我々の存在意義や使命とは何であるのか?
これこそが事業において一番大切な事だと思うのです。

例えば、
多くの人が同じ船に乗ったとしましょう。

そこでそれぞれの人が行きたい先はバラバラ。 さあ船はどこへ向かえば良いのでしょうか?

船長はどの様な決断を下せば良いですか?
お金を追いかけ常にフラフラするのですか?

そして、その人々に存在意義や、使命感が無ければどうなるのでしょう?

人々はいずれ文句や愚痴を言う様になります。それは儲からないからです。
儲ける為に集まった集団は、儲からない事でまたバラバラになっていくのです。
普通に考えてみて下さい。消費者がいないビジネス。
喜んでいる純粋な消費者が全くいない。もしくは殆ど居ない状態なのに誰が儲かるのですか?

それでもビジネスが成立するなどと言う、その理論は成立しますか?

長い人生と言う航海において快適な事ばかりではありません。困難のほうが多いのが人生ですし、起業家への道だと思うのです。

時に天候は雨や嵐に巻き込まれ、船が大きく揺れる時もあるのです。

その様な時に、お金で繋がった、何の使命感もない有象無象の集団はどうなるのかは誰が想像すれば明らかです。
だからリーダーは常に転々としているのです。
あなたの憧れる世界などそこには存在しない事を理解すべきなのです。

本来、ビジネスとは、それぞれの目的地が一緒の人々を同じ価値観に沿って、存在意義を理解して、
長い船旅を過ごして行く。

これがチームなのです

家族の様な強固なチームなのです。

家族の様な強固な、同じく使命を全うとするチームだからこそ、ありとあらゆる困難に立ち向かい、それを超えて成長して行く事が出来るのです。

それもビジョン、ミッション、コアバリューを共有する仲間であれば、困難な時もそれぞれが指示を待つわけではなく、現場で最善を尽くすでしょう。

自走型の組織の構築こそが、ビジネスの基本であり、

世界的な企業の全てに
ビジョン、ミッション、コアバリューが形を変えて存在します

だからあなたが本当に成功したいのであれば、

違和感のある
自慢ばかりの馬鹿なリーダーと
人生を共にしてはいけません。

同じ想いの、同じ行き先の人と、さらに同じく想いの人を集めるのです。どの様な企業も「スキル採用」など上手くはいきません。

「あの人は優秀だから」などと、スキルを重視して集めた組織。その様な人が集まったチームが上手く行くのを見たことがない。一瞬は上手く行くこともあるでしょう。しかし継続的発展などあるわけがないのです。

行き先が違う人を乗せるから、トラブルになるのは当然です。お金に目が眩んだ馬鹿どもは、利他の心など持ち合わせもせず「俺が俺が」の利己主義の自慢話のオンパレードです。話もまとまらないし、戦力もなにもあったものではなく、常に行き当たりばったりの儲かる方法を探し続ける永遠の苦しみを味わうのです。

結局は目的に辿り着かないのです。その頃は目的さえわからなくなり、手段だったビジネスは目的になり、目的もわからなくなり時間だけが悪戯に過ぎ去っていきます。あっと言う間に後戻りが出来ない歳になり、いつまでも貧乏な人たちを沢山見て来ましました。

あなたは自身の目的を知らないといけません。
ビジネスは手段でしかない事を再度、確認すべきです。
人の価値観なら左右され、違和感のある中で成功はおろか幸せにだってなれません。

だかはこそビジョン、ミッション、コアバリューのある社会的意義のあるチームで仕事をすべきなのです。

リーダーの仕事とは何だと思いますか?

わたしはいつも教え子たちに
この様に言います。

『ビジョンメイク』
『ムードメイク』
『スコアーメイク』

リーダーがビジョンを語らねば、
チームは迷います。

リーダーがムードを作らねば、
チームはやる気を無くし、
非効率になります。

リーダーが、スコアを作らねば、
スコアを達成するチームは
夢と終わります。

常にわたしはビジョン、ミッションを語り続けて、そしてコアバリューを明確化し、そこに合う人間だけを仲間として集めてきました。

有象無象も誰でも良い、人数集めでは絶対に人を集めません。時には断る事も重要です。
誰もが入れる組織など魅力がないのは当たり前なのです。

もちろん私も最初から、そうであった訳ではありません。

わたしも、これが 理解出来ずに優秀そうな人をスキル採用してきた時代もありました。

しかし、その後に
あったのはトラブルばかりで、そのトラブルを収める労力にどれだけの力を削がなければならなかったか。

才能溢れる人など居なくとも、ビジョン、ミッション、コアバリューを共有できる 仲間さえ集まれば、後は何とでもなります。

お金儲けで集めたチームはお金でバラバラになります。

スキルで集めたチームは結局、そのスキルを発揮するチームにはなりません。

ビジョン・ミッション・コアバリューが
大切なのです

何を目指すのか?

何を使命とするのか? 自身の存在意義は何であるのか?

そして自分の価値観とは?譲れないものとは?

これが明確化されていない企業、そして、その様なチームでは結局 は時代の荒波に飲み込まれてしまうと私は思っています。

わたしたちのビジョンは

武士道精神を持ったリーダー創出の為、世界で最も強大で影響力 のあるプラットフォームを構築する 。

わたしたちのミッションは

学びと成長によって業界の健全化をする

わたしの周りには儲かればなんでもありの人など一人も居ません。

わたしは教え子にこう尋ねられました?「あなたも後ろめたい事の一つや二つはあるでしょ?ビジネスですから本音と建前があるのではないですか?」

わたしはこの様に答えました。
「一点の曇りもない事を天に誓う」

天を味方につける事こそ真の成功法則です。
成功の方法や手段を追いかけても、そこには到達出来ないでしょう。

次回は
価値観(コアバリュー)についてもう少し詳しくお話しさせて頂きます。

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