NUSKINも倒産するのか?売上激減
どうも、元マルチの帝王、現役IT企業経営者で薬剤師でもある垣内です。
ネットワークビジネスの世界に身を置いている、あるいは足を踏み入れたばかりのあなたなら、業界の巨人たちの動向は気になって仕方がないはずや。特に、一時代を築いた企業の浮き沈みは、明日の我が身。他人事やない。
そこで今日は、このチャンネルではこれまであまり深く語ってこなかった「ニュースキン」について、徹底的に切り込んでいこうと思う。
なぜ今、ニュースキンなのか?
それは、ニュースキン エンタープライズの世界の売上、そして日本の売上が、共に激減しているという無視できひんニュースが飛び込んできたからです。
これは、単なる一時的な落ち込みではありません。会社の存続にも関わる、構造的な問題をはらんでいると私は見ています。
「あのニュースキンが?」「製品は良いって聞くけど…」そう思う人も多いでしょう。
だからこそ、元業界のインサイダーであり、製品を化学的に分析できる薬剤師でもある私の視点から、この売上激減の真相、そして「倒産」の可能性まで、包み隠さず語っていきたい。
この記事を最後まで読めば、あなたが今いる場所、そしてこれから進むべき道が、きっとクリアに見えてくるはずです。
第1章:私とニュースキンの浅からぬ因縁
本題に入る前に、まず私とニュースキンの関係について話しておかなければなりません。
どうして今までこのチャンネルでニュースキンをガッツリ取り上げてこなかったのか。それには理由があります。
実は、私がこのネットワークビジネスという世界に初めて足を踏み入れ、ディストリビューターとして登録したのが、このニュースキンでした。懐かしいな。
しかも、それだけではありません。ニュースキンのトップリーダーやだった人物が、私の「師匠」でした。彼は残念ながら去年、亡くなってしまいました。私にビジネスのイロハを教えてくれた、いわば恩人。そんな恩がある会社だからこそ、これまで大々的に取り上げることは控えてきました。
ですが、今のこの危機的な状況を見て見ぬふりはできません。これは、私自身の過去へのケジメでもあるし、何より今この業界で頑張っている、あるいは迷っているあなたたちへの、私なりのメッセージです。
だから今日は、個人的な感情は一旦横に置いて、元マルチの帝王として、そして薬剤師として、冷静かつ客観的にニュースキンの「今」を分析していきたい。
初めて聞いた「ニュースキン」という名前
あなたが「ニュースキン」と聞いて、どんなイメージを持ちましたか?今でこそ有名な会社ですが、私が初めてこの名前を聞いた時は、正直、全く良いイメージがなかった。
というか、なんの会社か全然わからんかった。

いや、ほんまマジで、「スキン」って言うやんか。コンドームのこと。せやから「ニュースキン」って、なんか新しいコンドームの会社かなんかかなって、本気で思っとったんや(笑)。
そしたら、噴水みたいなマークの入った名刺を渡されて。「ブルーダイヤモンドエグゼクティブ」とか、ようわからん肩書が書いてあるわけなんです。
もう、コンドームの会社ちゃうんか、ほな何やねん!みたいな。
最悪の出会い、しかし製品には光るものが…
そんな感じで始まったニュースキンとの出会いでしたが、ハッキリ言って、最初に会ったディストリビューターの印象は「最悪」でした。あまりの酷さに、私は話の途中で怒って帰ったくらいです。
「なんやこのビジネスは!」と。会社やディストリビューターのやり方には、到底賛同できませんでした。
ただ、一つだけ認めざるを得ないことがあった。それは「製品の使い心地」です。
会社に対しては怒り心頭でしたが、製品を使ってみると、その使用感がええことには驚いた。特に若い子は喜ぶやろうな、という感じの、あっさりした、さらっとした感覚の製品。

専門家から見た製品の価値
ここで薬剤師としての専門的な話を少しさせてもらうと、
化粧品のテクスチャー、つまり「使用感」を作るのは、実はものすごく技術がいることなんです。特に、僕ら専門家が良い成分やと思うような、例えばアルガンオイルみたいな高機能なオイルは、性質上どうしてもテクスチャーが「重く」なる傾向がある。
この「重い」成分を、いかに使い心地の良いテクスチャーに仕上げるかが、開発者の腕の見せ所なんですけど、ニュースキンは逆のアプローチを取った。
当時のニュースキンのメンバーは若い層が中心でした。ですから、あえて重い高機能成分を追求するんじゃなく、若者が好む「さらっとした軽い使用感」を優先して製品を設計したんでしょうね。これはマーケティング的には非常に上手い戦略だったと思う。
製品には、当時としてはまだ新しかった「PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)」っていう保湿成分や、今では当たり前になった「ヒアルロン酸」なんかが配合されていました。
ただ、ここで勘違いしたらいけないのは、「使用感が良い」ことと「成分の価値が高い」ことはイコールやない、ということ。

例えば、「エンハンサー」っていう人気のジェルがあったけど、価格は2,000円くらいだったかな。この価格を聞いて「安い」と思うかもしれません。でも、我々専門家がその中身、つまり原材料から原価を計算すると、全然安くはない。むしろ割高です。
あくまで「さらっとした使い心地」が秀逸なだけであって、保湿力がめちゃくちゃ高いとか、肌を劇的に改善するような成分がリッチに入っているわけでは決してない。この「使用感の良さ」と「実際の価値」のギャップが、ニュースキンの製品戦略のキモだったんです。
第2章:なぜニュースキンは一時代を築けたのか?~徹底した競合分析~
印象最悪の出会いから始まったニュースキンですが、なんであそこまで巨大な企業に成長できたのか。その答えは、当時の業界王者「アムウェイ」を徹底的に研究し、その弱点を突いた巧みな戦略にありました。
後発企業が先行する巨人を倒すための、見事なまでの「ランチェスター戦略」だったと言える。
製品戦略:アムウェイの「上」を行く巧みさ
まず、製品。ニュースキンは、あらゆる面でアムウェイを意識し、「アムウェイよりちょっと良い」ポジションを狙ってきた。
その代表格が、サプリメントの「ライフパック」。
当時、アムウェイは「トリプルX」っていうマルチビタミンで市場を席巻していた。
そこにニュースキンがぶつけてきたのがライフパック。このライフパックが実に巧妙でした。
- 成分種類の多さ:ライフパックは、アムウェイのトリプルXよりも含まれるビタミン・ミネラルの種類が多かったんや。栄養に詳しくない人からすれば、「種類が多い方がお得」と感じるでしょう。
- 価格設定:それでいて、値段はアムウェイより少しだけ安かった。
- 吸収率のアピール:さらに、アムウェイが「吸収のためにはプロテインと一緒に飲んでください」と説明していたのに対し、ニュースキンは「キレート加工」という技術で優位性を示した。
【簡単解説】キレート加工とは?
ミネラルなどの栄養素を、アミノ酸などでコーティング(挟み込む)する技術のこと。こうすることで、栄養素が体内で他の物質と結合して吸収されにくくなるのを防ぎ、効率よく体に届けることができる、とされている。
ニュースキンは、このキレート加工に「ビール酵母」を使うことで、「うちはプロテインなしでも吸収が良いんやで」とアピールしたわけです。
ビタミンCにしてもそう。ビタミンCは酸性度が強くて、そのまま摂ると胃に負担がかかることがある。そこでニュースキンは、「エスターC」という、胃への負担が少なく吸収されやすい形に加工されたビタミンCを採用した。
【簡単解説】エスターCとは?
ビタミンCをカルシウムと結合させ、中性に近づけたビタミンCのこと。空腹時に飲んでも胃が荒れにくく、体内に留まる時間も長いとされている、付加価値の高いビタミンC。
このように、サプリメント一つとっても、アムウェイの製品を徹底的に分析し、その一歩先を行くようなスペックとストーリーを用意することで、アムウェイの会員が「あれ、ニュースキンの方が良くない?」と乗り換えを検討したくなるような状況を作り出したんです。
ビジネスプラン:成功へのハードルを劇的に下げた革命
製品以上に、アムウェイからの乗り換えを加速させたのが、ビジネスプランの違いでした。
当時のネットワークビジネスの報酬プランは、「ブレイクアウェイ」という方式が主流。
【簡単解説】ブレイクアウェイとは?
自分のグループが一定の売上規模に成長すると、自分の組織から「独立」していく報酬プランのこと。独立したグループからもロイヤリティ(権利収入)がもらえるのが特徴ですけど、独立させるための条件が非常に厳しいことが多かった。
このブレイクアウェイで、ニュースキンはアムウェイよりも圧倒的に成功のハードルを低く設定したんや。具体的に比較すると、その差は歴然。
● 独立代理店になるための条件
- アムウェイ:6ヶ月間、毎月約200万円以上のグループ売上が必要。
- ニュースキン:4ヶ月間(現在は3ヶ月)、毎月20数万円のグループ売上が必要。

見てください。売上条件が、ほぼ10分の1です。期間も短い。どっちが簡単そうに見えるかは、火を見るより明らかじゃないですか?
● 報酬がもらえる階層
- アムウェイ:独立したグループの下、3段階までしか報酬が発生しない。
- ニュースキン:独立したグループの下、6段階まで報酬が発生する。
報酬の深さも倍。
つまり、ニュースキンは「アムウェイよりも、はるかに簡単に独立できて、しかも報酬も深くもらえる」という、超魅力的なプランを提示したんです。

これは、アムウェイで頑張ってもなかなかタイトルが上がらずに苦しんでいた人たちにとっては、まさに福音でした。製品の優位性と、このビジネスプランの圧倒的な魅力。この両輪で、ニュースキンはアムウェイの市場を猛烈な勢いで侵食し、一気に業界のトップへと駆け上がっていきました。
第3章:栄光からの転落 ~売上激減の深刻なデータ~
その巧みな戦略で一時代を築いたニュースキンですが、栄光の時代は長くは続きませんでした。ここからは、目を背けたくなるような、しかし直視しなければならない厳しい現実のデータをお見せします。
ピークからの墜落劇
ニュースキンの勢いは凄まじかった。日本での売上は、1997年にピークを迎え、なんと851億円を記録する。これは、アムウェイが日本でピークを迎えた時期とほぼ同じで、当時のマルチバブルを象徴する数字でした。
世界売上も、2013年にはピークの約3,500億円に達した。
しかし、その頂点から、ニュースキンは転がり落ちるように失速していく。
- 世界売上:ピーク時の約3,500億円から、現在は約2,500億円まで減少。
- 成長率:しかも、直近3年連続で2桁(10%以上)のマイナス成長が続いている。これは異常事態や。毎年、数百億円規模の売上が消えとる計算になる。
- 日本売上:現在は公式に発表されてないですが、私の分析では、おそらく300億円前後でしょう。ピーク時の851億円から、3分の1以下にまで市場が縮小してしまったことになる。
この数字が何を意味するか、わかリマスカ?単なる不調ではありません。ビジネスモデルそのものが、もはや市場の現実に通用しなくなってきているという、危険信号なんです。
利益なき繁忙?250億円の赤字という衝撃
売上の減少も深刻ですけど、もっとヤバいのが「利益」です。
なんと、ニュースキンは2023年、約250億円もの大赤字を叩き出しています。

考えてみてください。売上が300億円近くも減って、さらに250億円もの赤字。これはもう、会社が傾いてると言っても過言ではありません。普通の会社だったら、とっくに潰れとるレベルです。
当然、会社は生き残るために必死です。今頃、社内では大規模なリストラ、つまり人員削減の嵐が吹き荒れとるはずです。コストを削り、事業を縮小し、なんとか出血を止めようともがいている。そんな光景が目に浮かびます。
優秀な人間から逃げていく「負のスパイラル」
そして、こういう会社の危機的な状況で、決まって起こることがある。
それは、「優秀な人材」から会社を見限って逃げていくこと。
考えてみれば当たり前の話です。本当に能力のある人間は、別に沈みゆく船に最後まで付き合う義理はありません。もっと条件の良い会社、成長している会社から「うちに来ないか」といくらでも声がかかる。彼らにとって、キャリアは貴重な資産や。わざわざリスクの高い場所に留まる理由はないんです。
そうすると、どうなるか。
会社に残るのは、他に行くあてのない人材や、変化に対応できない古い考えのマネジメント層ばかりになる。そんなメンバーで、この危機的な状況を立て直せると思いますか?
能力のない経営陣が的外れな判断を繰り返し、さらに経営を悪化させていく。
まさに「負のスパイラル」です。このままでは、ボロボロになっていくのが加速するだけだと、私はみています。
第4章:それでもニュースキンは倒産しない?その3つの理由
ここまで聞くと、「じゃあニュースキンもいよいよ倒産か?」と思うかもしれません。しかし、私は、そこまで単純な話ではないと見ています。おそらく、ニュースキンはすぐには倒産しません。その理由は、大きく3つある。
理由1:圧倒的な「内部留保」
第一に、長年の経営で蓄積してきた莫大な「内部留保」、つまり会社の貯金があることです。何十年も業界のトップに君臨し、莫大な利益を上げてきた会社です。少々の赤字が続いたところで、びくともしないだけの体力、キャッシュを溜め込んどるはず。この資金力がある限り、事業を継続することは可能です。
理由2:上場企業としての「エクイティファイナンス」
第二に、ニュースキンがアメリカで上場している企業である、という点。
【簡単解説】エクイティファイナンスとは?
企業が新しい株式を発行して、それを投資家に買ってもらうことで資金を調達する方法のこと。「Equity(株式)」による「Finance(資金調達)」やな。銀行からの借金(デットファイナンス)と違って、返済義務がないのが最大のメリット。
上場しているということは、いざとなれば市場から新たな資金を調達できるということ。もちろん、業績が悪化している中で簡単ではないかもしれんませんが、会社の信用力と将来性を示すことができれば、資金調達の道は残されている。これは非上場の企業にはない、大きな強みです。
理由3:身軽な「ファブレス経営」
そして第三の理由が、ニュースキンが「ファブレス経営」を実践していること。
【簡単解説】ファブレス経営とは?
自社の工場(Fab)を所有しない(less)経営スタイルのこと。製品の企画・設計・開発は自社で行い、実際の製造は外部の協力工場に委託する。Appleなんかが代表的なファブレス企業。
アムウェイが自社農場や自社工場を持つことで品質をアピールしているのとは対照的に、ニュースキンは工場を持っていない。一見、これは弱みに見えるかもしれません。しかし、経営的な観点から見れば、これはとんでもない強みなんです。
工場を持つということは、莫大な設備投資と、それを維持するための固定費が常にかかるということ。売上が下がっても、工場の維持費は待ってくれません。
一方、ファブレスなら、そうした固定費のリスクがない。常に、世界で最も安く、かつ品質の良い工場を選んで製造を委託すればいい。市場の変化に合わせて、生産量を柔軟に調整することもできる。この「身軽さ」が、経営危機において大きなセーフティネットになる。
以上の3つの理由から、私はニュースキンが即座に倒産する可能性は低いと見ている。しかし、それはあくまで「延命できる」という話であって、成長軌道に戻れるかどうかは、全く別の問題です。
第5章:迷走する経営戦略 ~なぜ施策はことごとく失敗するのか?~
倒産の危機は回避できるかもしれません。だが、問題の根はもっと深いところにある。ニュースキンはこれまで、売上を回復させるために、数年おきに大きな経営施策を打ち出してきた。しかし、データが示す通り、その試みはことごとく失敗に終わっているんです。
一体、なぜなのか?その迷走の歴史を振り返ってみよう。
失敗の歴史:打つ手、打つ手が裏目に
ニュースキンがこれまで打ち出してきた主な施策は、こんな感じ。
- 2000年頃 ビッグプラネット:インターネットビジネスへの早期参入を試みたが、大失敗に終わる。
- 2000年頃 ファーマネックス:サプリメント部門を立ち上げ、本格的に健康食品市場へ参入。
- 2004年頃 バイオフォトニックスキャナー:体内の抗酸化レベルを可視化するという画期的なデバイスを導入。
- その後 ガルバニックスパ、genLOC(ジェンロック)シリーズ:美容機器や遺伝子科学に基づいたスキンケアなど、高単価な新技術を次々と投入。
どれも一見すると、革新的で素晴らしい取り組みに見えるでしょう?インターネット、健康、可視化、美容機器、遺伝子。時代のトレンドをしっかり捉えているように思える。
しかし、結果はどうでしょう?
これらの新しい施策を導入するたびに、なぜか売上は下がり続けている。普通、新しい武器を手に入れたら、売上は上がるはずじゃないですか。それが下がっている。これは、経営戦略の根本的な欠陥を示唆しているんです。
失敗の本質:「新規顧客」を獲れていない
なぜ、新しい施策が売上向上に繋がらないのか。その理由は、これらの新しい製品やサービスが、
「新規の顧客」を獲得できていないからです。
結局、新しいものが出ても、それを買うのは既存のディストリビューターや愛用者ばかり。彼らが今まで使っていた製品から、新しい製品に「乗り換え」ているだけ。
【簡単解説】アップセルとクロスセル
- アップセル:顧客が普段買っている商品よりも、さらに高価な上位モデルを提案して、顧客単価を上げること。
- クロスセル:ある商品を買った顧客に、それと関連する別の商品を提案して、合わせ買いを促すこと。
ビジネスを成長させるには、このアップセルやクロスセルで顧客単価を上げるか、あるいは全く新しい顧客を連れてくるしかない。しかし、ニュースキンの場合は、このどちらも機能していない。
単なる「入れ替え」が起こっているだけで、パイの奪い合いを内側でやっているに過ぎない。これでは、全体の売上が増えるはずがない。むしろ、開発やマーケティングにかけたコストが重くのしかかるだけです。
genLOCの限界:オーダーメイドは本当に必要か?
その典型例が、遺伝子科学を応用したオーダーメイドスキンケア「genLOC Me」。一人ひとりの肌に合わせて製品をカスタマイズするというコンセプト自体は、素晴らしい。私がやっていることとも通じる部分がある。
しかし、冷静に考えてみてほしい。
そもそも、サプリメントを「マルチビタミン」としてひとまとめに摂るから、「自分に合ったもの」という発想になるんです。ビタミンCが足りない人、鉄分が必要な人、それぞれ違いますからね。
でも、最初からビタミンCはビタミンC、鉄分は鉄分と、個別のサプリメントを自分で選んで組み合わせれば、それはもう立派な「オーダーメイド」でしょう。DHCが成功したのは、まさにこの「単品サプリ」の市場を切り拓いたからです。
スキンケアも同じです。わざわざ高価な機械を使ってコンピューターに診断してもらわなくても、自分の肌に必要な成分の入った化粧品を、自分で選べばいいだけの話。
マーケット全体が縮小し、消費者がより安くて質の良いものを求めているこの時代に、あえて高単価なオーダーメイド製品を売ろうとしても、市場はそれを受け入れられなかった。その結果、元々あったライフパックや他のスキンケア製品の市場まで食い荒らし、ぐちゃぐちゃにしてしまった。
現場のディストリビューターは、「一体、何を売ればええねん!」と混乱するばかり。これが、ニュースキンの経営が迷走していることの何よりの証拠なんです。
第6章:病の根源 ~時代遅れのビジネスモデル~
製品が悪いわけやない。経営施策も、一つひとつは光るものがあった。では、なぜニュースキンはここまで苦戦しているのか?
その根本的な原因、病の根源は、もはや「ネットワークビジネス」というビジネスモデルそのものにあると、私は断言する。
消費者が置き去りにされた世界
考えてもみてください。今の時代、消費者はどうやってモノを買いますか?
サプリメントが欲しければ、スマホ一つで「iHerb」を開く。世界中のありとあらゆるサプリメントが、レビュー付きで、しかも驚くほど安く手に入る。化粧品だって、SNSでインフルエンサーがお勧めしているものをポチるだけ。
そこには、面倒な人間関係も、セミナーへの参加義務も、毎月の定期購入(オートシップ)のプレッシャーもない。純粋に「良いものを、安く、手軽に」手に入れたいという消費者の欲求が満たされる世界が、そこにはある。
そんな時代に、わざわざネットワークビジネスという閉鎖的なコミュニティを通じて、ディストリビューターから人間関係で製品を買う人が、どれだけいると思う?
答えは、ほとんど「いない」。
ニュースキンも、その現実には気づいているはず。ですから、SNS戦略にも早くから手を出しました。しかし、全くうまくいっていない。
なぜか?
それは、結局のところ、会社が本当に向き合っているのが「一般の消費者」ではなく、社内の「声の大きい古参ディストリビューター」たちだから。彼らの成功体験や旧態依然としたやり方に引きずられ、本当の意味でのデジタルシフト、消費者起点のマーケティングができていない。
創業者のブレイク・ローニーの頭の中も、いまだに「ネットワークの発想」から抜け出せていないんでしょう。SNSを、単なる口コミの延長線上にあるツールとしか捉えられていない。これこそが、最大の敗因。
もしニュースキンがMLMでなかったら…
もし、もしもです。
ニュースキンに本当に優れた技術力があると仮定するなら、やるべきことは一つ。

「ネットワークビジネス」という呪縛を断ち切ること。
ニュースキンという名前とは全く別の、新しいブランドを立ち上げる。そして、その製品を、SNSやインフルエンサーマーケティングを駆使して、一般の消費者に直接届ける。テストマーケティングを重ね、消費者の声をダイレクトに製品開発にフィードバックする。
せっかくgenLOCのような面白い技術を持っていたのに、それを「ネットワークビジネス」という古い流通形態に乗せてしまったがために、その価値を全く活かしきれなかった。本当にもったいない話。
第7章:最後の賭け?インド市場進出という幻想
そして、追い詰められたニュースキンが次なる一手として発表したのが、2025年の「インド市場への進出」。
「14億人の巨大市場!」「これからすごいことになる!」
きっと、アップラインからそんな威勢のいい言葉を聞かされている人も多いでしょう。しかし、私の目には、これもまた的外れな、悪あがきにしか見えません。
まず、大前提として、インドはマルチ商法、ネットワークビジネスに対して、めちゃくちゃ風当たりが強い国なんです。法規制も厳しい。その一方で、TikTokやInstagramを使ったインフルエンサーマーケティングは絶大な力を持っている。
そんな市場で、旧態依然としたニュースキンのやり方が通用すると思いますか?
わざわざオープンしなくても、今なら越境ECで、できるわけです
(SHEINやTEMUのこと)
「人口が多いからすごいことになる」という理屈も、あまりに短絡的すぎる。そんな単純な話なら、今までオープンしてきた国々で、とっくに売上はV字回復しとるはずです。でも、現実はどうでしょう?世界売上は下がり続けています。
結局、海外進出なんていうのは、ごく一部のトップリーダーと会社が儲かるだけの話なんです。
「インドがオープンするから、みんなで行こう!」
「台湾でコンベンションがあるぞ!」
そうやって煽られて、けっきょくあなたは何を得る?得られるのは、高揚感と、減った銀行口座の残高だけですよ。

あなたのビジネスには、1ミリも関係ない。
そもそも、海外でビジネスを展開するのが、どれだけ大変なことかわかっているんでしょうか?国ごとに法律(薬機法など)も違えば、報酬プランの還元率も変わる。シームレスにグローバル展開なんて、夢のまた夢や。日本でやるより儲からん仕組みになっているのが現実。
そんなことも知らずに、「すごいことになる」という言葉を信じて時間とお金を浪費するのは、もうやめにしませんか。
結論:アメリカ信仰の終焉と、あなたが本当に進むべき道
ここまで、ニュースキンの売上激減の裏にある構造的な問題を、徹底的に解説してきた。
結論を言おう。
ニュースキンの苦戦は、特定の製品や戦略の失敗というよりも、「ネットワークビジネス」という業態そのものが、時代の変化についていけなくなったことの象徴。
そして、もう一つ。それは「アメリカ製品=すごい」という、古い価値観の終わりを意味している。
考えてもみてください。あなたが普段使っているもので、心から「やっぱりアメリカ製品は最高や!」と思えるものが、どれだけあるますか?iPhoneくらいか?そのiPhoneでさえ、中身は日本や台湾の部品だらけです。
車は?化粧品は?サプリメントは?

日本の技術力は、世界トップクラスや。高品質なものを、デフレのおかげで安く作れる。わざわざ、アメリカのネットワークビジネス企業から、大したことない成分の製品を、高い金を出して買う理由なんて、どこにもありません。

薬局で売っている製品の方が、よっぽど安くて高品質だったりする。それが現実です。その現実から目を背け、「うちの製品は世界一」という信者の言葉を鵜呑みにしているうちは、絶対に成功できません。
データを見て、現実を直視して、論理的に考えてみてください。
今回のニュースキンの事例は、我々に多くの教訓を与えてくれる。どんなに大きな企業でも、時代の変化に対応できなければ、あっという間に衰退していく。どんなに素晴らしい技術も、それを届けるためのマーケティング戦略が間違っていれば、宝の持ち腐れになる。
そして、ネットワークビジネスというモデルに固執し続けることが、いかに大きなリスクであるか、ということです。
この記事を読んで、あなたの心に少しでも何かが響いたなら、今すぐ行動を起こしてほしい。あなたの時間と情熱を、本当に価値のある、未来のある場所に投資してほしいと、心から願っている。
番宣になりますが、
私たちは新しいビジネスモデルを作っています。
ネットワークビジネスでもないし、特定負担なし、買い込みもありません。
オンラインサロンで動画編集、ネット集客の基礎、マーケティングから動画編集からデザインまで。いろんな
ことがサブスクで今だけ2480円で勉強できるようになっています。ネットワークビジネスよりはるかに儲かり、はるかに健全なビジネスモデルも用意しています。

本日も、長い文章を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
今後とも、皆さんの役に立つ情報を発信し続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
皆様の未来が、より明るく、希望に満ちたものになることを、心から願っております。
それでは、また次回の記事(動画)でお会いいたしましょう。
垣内でした。ありがとうございました。

ありがとうございました!


