【野菜の栄養素は減っている】
50年前と比べて野菜の栄養素が減っているという説を僕自身も支持している部分もあります。しかし一概に「本当」とも「嘘」とも言い切れない側面があるのもまた事実です。
いくつかの研究では栄養素の減少が示唆されている一方で、比較方法や時代の変化、栽培方法など複数の要因が影響しており、単純な比較は難しいとされている問題なのです。
そして
昔と現在では栄養素の測定方法が異なり、現在の分析方法の方がより精緻であるため、数値が少なく出る傾向にあるという指摘もあるのです。
◆「日本食品標準成分表」の数値は、分析法、収穫時期、産地、品種などによって大きく異なるため、過去のデータと単純比較することはそれを測る物差し自体が変わるので適切ではないと考えます。
現在は品種改良や栽培方法の進化により、柔らかく甘いなど、食感や味が変化した野菜も多く、単純に「昔の野菜」と「今の野菜」を同列に比較することは適切ではありません。
例えばいのししを品種改良したのがぶたであり、その味も栄養素も違いがあるし、同じ豚であっても品種によってそれはあるわけです。
ですから
栄養素が減った事実から【癌になる】と脅される人から何かを買うよりも、今の食生活をそれぞれが見直していく事が重要であり、その中で食事から取れない理由がある方がサプリメントを取る事も検討するならそれはそれで良いかと思います。
しかし病的なら何らかの症状がある方はまず医師の診断を受ける事が健康への近道だと思っております。
医者はダメとか病院に行けば病気になるなど言う人の側にいることこそ、全く根拠のない発言であり、健康被害の元なのです。

