マルチ商法・ネットワークビジネスの常套トーク 「経皮毒」は本当なのか?薬剤師が徹底解説します

マルチ商法・ネットワークビジネスの常套トーク

「経皮毒」は本当なのか?薬剤師が徹底解説します

 

はい。皆様こんにちは。元マルチの帝王、現役IT企業経営者で薬剤師でもある垣内です。

今回は、ネットワークビジネスやマルチ商法の現場でよく使われる「経皮毒」という言葉について、

薬剤師の立場からお話しします。

結論から言うと、私はこの言葉を使って不安を煽り、商品販売や勧誘につなげるやり方には大きな問題があると思っています。

 

特に、健康や医療に関わる間違った情報は、

場合によっては命に関わることがあります。

だからこそ、この記事では「怖い」「危ない」という感情だけではなく、成分や皮膚の仕組みを含めて、できるだけ分かりやすく整理していきます。

「経皮毒」は医学用語ではありません

まず最初に大事なことを言います。

「経皮毒」という言葉は、医学用語ではありません。

医療や薬学の世界で正式に使われている言葉ではないんです。

ネットワークビジネス業界では、よくこういう説明がされます。

「シャンプーや化粧品に入っている悪い成分が、皮膚から体内に入る」

「それが体に蓄積して病気の原因になる」

「だから市販品は危険で、うちの商品を使った方がいい」

こういう流れです。

しかし、薬剤師として見ると、この説明にはかなり無理があります。

かっきー

経皮毒なんていう医学用語はありません。まずそこを分かってください。危険を煽るために使われている言葉なんです。

皮膚にはバリア機能があります

 

皮膚というのは、そんなに簡単に何でも通すものではありません。

もし、その辺の成分が簡単に皮膚から体内へ入ってしまうなら、私たちは感染症だらけになります。

皮膚には、外からの異物を防ぐためのバリア機能があります。

薬学の世界では、よく500ダルトンルールという考え方が出てきます。

ダルトンとは、分子の大きさを表す単位です。

簡単に言うと、分子が大きすぎるものは皮膚を通りにくいということです。

もちろん、全てが絶対に入らないという話ではありません。

医薬品のように、皮膚から吸収されるように設計されたものもあります。

しかし、シャンプーや化粧品を使っただけで、成分がどんどん体の奥まで入っていくという説明は、かなり雑です。

「皮膚から何でも吸収される」

という前提で話を進めている時点で、

かなり怪しいと思ってください。

シャンプーの成分は本当に危険なのか?

ネットワークビジネスでよく悪者にされる成分があります。

それが、ラウリル硫酸ナトリウムです。

ラウリル硫酸ナトリウムとは、シャンプーなどに使われる界面活性剤の一種です。

 

界面活性剤とは、簡単に言えば油汚れや皮脂を落とすための洗浄成分です。

シャンプーには必要な成分です。

ところが、ネットワークビジネスの現場では、こういう言い方をされることがあります。

「ラウリル硫酸ナトリウムは危険です」

「市販のシャンプーは体に悪いです」

「だから、うちの商品を使いましょう」

でも、よく成分を見ると、自社商品にも似たような系統の界面活性剤が入っていることがあります。

例えば、ラウレス硫酸ナトリウム、オレフィンスルホン酸ナトリウムなどです。

 

もちろん細かい違いはあります。

ただ、同じようなカテゴリーの成分を使っているのに、他社だけを危険、自社だけを安全と言うのはおかしいんです。

かっきー

他社の商品は危険だと言うなら、自分のところの商品成分もちゃんと見なさいよ、という話なんです。似たような成分が入っていることは普通にありますから。

界面活性剤は悪者ではありません

界面活性剤と聞くと、悪いものだと思う人もいるかもしれません。

でも、界面活性剤は汚れを落とすために必要な成分です。

シャンプーには洗浄成分が必要です。

界面活性剤にはいくつか種類があります。

高級アルコール系

比較的安価で、洗浄力が強めのものが多いです。

アミノ酸系

比較的マイルドな洗浄成分として使われることがあります。

ベタイン系

刺激が少なめで、補助的に使われることもあります。

だからといって、高級アルコール系は全部ダメ、アミノ酸系なら全部良い、という単純な話ではありません。

安くても上手に作っている会社もあります。

アミノ酸系やベタイン系を組み合わせて、バランスよく作っている会社もあります。

大事なのは、成分名だけを見て怖がることではなく、

目的、濃度、使い方を理解することです。

プロピレングリコールは本当に危険なのか?

ネットワークビジネスでは、プロピレングリコール、いわゆるPGが危険だと言われることもあります。

これも昔からよくあるトークです。

危険物を運ぶトラックの写真を見せて、

「こんなものが化粧品に入っているんですよ」

と不安を煽るわけです。

私も昔、そういう資料を使っていたことがあります。

でも、これも大事なのは濃度の問題です。

原料そのものと、製品の中に適切な濃度で配合されている状態は全く違います。

さらに、プロピレングリコールがダメだと言いながら、自社商品にブチレングリコール、いわゆるBGが入っていることもあります。

PGとBGは、名前も構造も近い成分です。

それなのに、PGは危険、BGは安全という説明をするなら、かなり都合がいい話になります。

 

 

 

化粧品の「浸透」はどこまでの話なのか

化粧品ではよく「浸透」という言葉が使われます。

ただし、多くの場合は角質層までという意味です。

皮膚には、表皮、真皮、皮下組織があります。

コラーゲンやエラスチンがあるのは真皮です。

化粧品を塗ったからといって、その成分がそのまま真皮まで届くわけではありません。

真皮へ栄養を届けるなら、基本的には血管を通して届くものです。

つまり、食事や体内からの代謝が関係してきます。

もちろん、美容医療のように注射などで届ける方法もあります。

しかし、普通の化粧品を塗っただけで真皮に届いてコラーゲンが増えるような説明には注意が必要です。

「肌に良い成分が入っている」と

「肌の奥まで届いて作用する」は、

まったく別の話です。

「帝王切開でシャンプーの匂いがする」は本当なのか

 

 

ネットワークビジネスの現場で、こんな話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

「帝王切開でお腹を切ったら、シャンプーの匂いがした」

「だからシャンプーの成分は子宮まで届いている」

こういう話です。

私は、これはかなりおかしいと思っています。

なぜなら、ラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤自体は基本的に無臭です。

シャンプーの匂いというのは、界面活性剤の匂いではなく、香料の匂いです。

では、その香料が子宮まで行くのでしょうか。

さらに、手術でお腹を開いたら、血液や体液などいろいろな匂いがあります。

その中でシャンプーの匂いがするという話は、私はかなり疑問に思います。

かっきー

シャンプーの匂いが子宮からするなんて話は、冷静に考えたらおかしいんです。界面活性剤の匂いではなく、香料の匂いですから。

湿布やニコチンパッチはどうなのか

ここで、こう思う人もいるかもしれません。

「でも、湿布やニコチンパッチは皮膚から効くじゃないですか」

これはその通りです。

医薬品には、皮膚から吸収されるように設計されたものがあります。

ロキソニンテープ、ボルタレンテープ、インドメタシン製剤などです。

これらは有効成分が皮膚から吸収されることを考えて作られています。

だから効果があります。

ただし、それは医薬品として設計されているからです。

シャンプーや化粧品と同じように考えるのは違います。

本当に大事なのは「濃度」の問題です

私は何度も言いますが、成分というのは毒か安全かだけで語るものではありません。

大事なのは濃度です。

例えば、塩素もそうです。

水道水にも塩素は入っています。それは殺菌のためです。

適切な濃度で入っているから、私たちは安全に水道水を使えます。

でも、濃度が高すぎれば体に悪い影響があります。

これは界面活性剤も同じです。

原液をそのまま肌につければ刺激になることがあります。

しかし、製品として適切な濃度で配合されているものを使う場合とは話が違います。

原料単体の危険性を見せて、

製品全体が危険だと思わせるのは、

かなり乱暴な説明です。

 

 

恐怖を煽って販売するのは違います

私が一番問題だと思うのは、ここです。

成分の話そのものよりも、恐怖を煽って販売することです。

「市販品は危険」

「このままだと病気になる」

「家族を守るために買い替えなさい」

そうやって不安にさせて、自社商品を買わせる。

さらに、会員登録やビジネス勧誘につなげる。

これは違うと思います。

もし他社の商品が危険だと言うなら、自社商品には本当に同じ系統の成分が入っていないのか。

なぜその成分なら安全と言えるのか。

そこまで説明できないとおかしいんです。

かっきー

恐怖を煽って販売するのは違います。不安にさせて買わせるのではなく、ちゃんと説明して納得してもらうべきなんです。

健康トークで病院から遠ざけるのは危険です

経皮毒の話だけなら、まだ成分の勘違いで済むかもしれません。

しかし、健康トークが行き過ぎると本当に危険です。

ネットワークビジネスの中には、病院や標準治療を否定するような話をする人もいます。

「医者に行かなくていい」

「薬は危険」

「サプリで治る」

「アロマで治る」

こういう話です。

私は、アロマやサプリメントを全て否定しているわけではありません。

食事指導や生活改善も大事です。

でも、それと医療を対立させるのは違います。

病院に行けば助かったかもしれない病気が、間違った健康情報で悪化することがあります。

健康に関する間違った知識は、

本当に命に関わることがあります。

標準治療を受けることは大切です

私は過去に、ネットワークビジネスの影響で病院へ行かなくなってしまった人を見てきました。

アトピーがひどくなって、歩けないような状態になった人もいました。

 

でも、標準治療を受けて、食事や生活も整えていくことで、状態が大きく改善した例もあります。

だから私は、こう言います。

まずは医師の診断を受けてください。

標準治療を受けてください。

その上で、食事や生活習慣を整えることは大事です。

サプリメントを考えるなら、治療の代わりではなく、補助として考えるべきです。

 

 

これからの時代、間違った健康トークは通用しません

昔は、情報を調べるのが大変でした。

Googleで検索しても、いろんな情報が出てきて、何が本当か分からないこともありました。

しかし、今はAIがあります。

これからは、説明している内容が本当に科学的なのか、根拠があるのか、その場で調べられる時代になります。

 

 

「経皮毒」

「シャンプーで子宮が汚れる」

「病院に行くな」

こういう話をしている人は、どんどん信用を失っていくと思います。

分かっている人は、もう調べています。

間違った健康トークは、

これからますます通用しなくなります。

もしあなたのリーダーが経皮毒で不安を煽っているなら

もしあなたの周りに、経皮毒を使って商品を売っているリーダーがいるなら、一度冷静に見てください。

その人は、本当に成分を理解して話していますか。

医学的、薬学的な知識を持って話していますか。

他社商品を危険だと言いながら、自社商品の成分はきちんと説明できていますか。

病院や薬を必要以上に否定していませんか。

もし違和感があるなら、その違和感は大事にしてください。

かっきー

そんな話をしているリーダーは、私はやめた方がいいと思います。あなたの信用を失うことにもつながるからです。

ネットワークビジネスを始めた人ほど注意してほしいこと

ネットワークビジネスを始めたばかりの人は、リーダーの言葉を信じやすいと思います。

「この人が言うなら正しい」

「成功している人が言うなら間違いない」

そう思ってしまうこともあるでしょう。

でも、健康情報だけは特に慎重になってください。

商品を売るために、病気や不安を利用してはいけません。

家族や友人を怖がらせて、商品を買わせるのも違います。

本当に相手のことを思うなら、恐怖ではなく、正しい情報を伝えるべきです。

まとめ:経皮毒で不安になったら、一度立ち止まってください

今回お話しした内容を整理します。

「経皮毒」は医学用語ではありません。

皮膚にはバリア機能があります。

シャンプーや化粧品の成分が、簡単に体の奥まで入るわけではありません。

界面活性剤は、汚れを落とすために必要な成分です。

成分は、毒か安全かだけではなく、濃度や使い方で考える必要があります。

そして何より、恐怖を煽って商品販売や勧誘につなげるやり方には注意が必要です。

本当に危険なのは、経皮毒そのものよりも、

不安を利用して人を医療や

冷静な判断から遠ざけることです。

もしあなたが今、ネットワークビジネスの中で健康トークに違和感を持っているなら、無理に信じ込まなくて大丈夫です。

一度、情報を整理してください。

誰かに言われたことを、そのまま信じる必要はありません。

あなた自身と、あなたの大切な人を守るためにも、立ち止まって考えることが大切です。

 

もし今、

・リーダーの説明に違和感がある

・家族へ勧めても大丈夫なのか迷っている

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そんな方も、状況整理だけで大丈夫です。

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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
皆様の未来が、より明るく、希望に満ちたものになることを、心から願っております。

それでは、またお会いいたしましょう。
垣内でした。ありがとうございました。

「垣内 重慶」とは何者なのか?

かっきー
記事を読んでいただいき
ありがとうございました!

🎥 動画では実際の勧誘トークを薬剤師が一つずつ解説しています

この記事では「経皮毒」の考え方を整理しました。

しかし動画では、

✔ なぜ「経皮毒」という言葉が広まったのか

✔ 「市販シャンプーは危険」と言われる理由

✔ 帝王切開でシャンプーの匂いがするという噂

✔ 病院へ行かない方がいいと言われる健康トーク

✔ 私がネットワークビジネス時代に実際に使っていた資料

などを、実例を交えながら詳しく解説しています。

文章より動画の方が伝わる内容も多いので、

ぜひこちらもご覧ください。

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