【4毒で病気に⁈】
小麦が悪い影響がある人が存在するのは事実であり、多くのアレルギー患者に対して私自身も小麦の摂取を控えるアドバイスをする事があるのは事実です。
ただそれが全て毒なのでしょうか？
私はそうは思いません。
免疫グロブリン （抗体）には5つの種類があり、アナフィラキシーシャックや蕁麻疹など一般的アレルギーは日本でも検査できるIgEという即発型のアレルギーです。
小麦などの反応に多いのは遅延型のアレルギー
これは
IgGという抗体が関与しています。
小麦に対して遅延型アレルギーがある方がその摂取を控えると症状は劇的に改善される場合もあります。
しかし
その反応は当然出ない人もいらっしゃるわけです。
日本の小児医学会の発表ではこの遅延型アレルギーは食育の観点より日本では検査しないと発表されています。
また以下の情報も付け足しておきます。
①食物抗原特異的IgG抗体は食物アレルギーのない健常な人にも存在する抗体である。
②食物アレルギー確定診断としての負荷試験の結果と一致しない。
③血清中のIgG抗体のレベルは単に食物の摂取量に比例しているだけである。
④よって、このIgG抗体検査結果を根拠として原因食品を診断し、陽性の場合に食物除去を指導すると、原因ではない食品まで除去となり、多品目に及ぶ場合は健康被害を招くおそれもある。
以上により、日本アレルギー学会は…食物抗原特異的IgG抗体検査を食物アレルギーの原因食品の診断法としては推奨しないことを学会の見解として発表いたします。
との事で、特にIgGの場合はそのアレルギーがあるから即中止でもなく、僕がアドバイスをする場合は、症状などヒアリングによって、その可能性のある方は3ヶ月くらいを控えてもらい、その後、その人にとっての許容量を試してもらうアドバイスをします。
人によったら栄養不足になる人も居るので注意が必要です。
1/3以上にこのアレルギーを持つ人がいるという説もあるほどですが、だから毒ではありません。
炭水化物は糖質と繊維です。
これらは栄養でもあるのです。
しかし
アレルギーで症状が出たり体調に影響がある人もいる。
その様な方は、その人に合わせた量の調整で良いと言う事です。
牛乳も人によっては乳糖不耐性の方、つまり消化吸収出来ない人もいる
砂糖も摂りすぎは当然悪い。
植物油については摂取量が違い日本ではそもそも問題になるほど摂取してないのと、近年では悪だとされる不飽和脂肪酸ゼロのマーガリンも開発されています。
簡単に書きましたが毒ではなく、それが合わない人もいる。その方は控えたら健康状態は良くなるという事です。
毒だとか危険を煽って何かに誘導する人は多いのです。正しい知識で本当に良いものを見極める知識を付ける事が重要だと考えます。
危険だと言う人の中には完全にデタラメも有れば一部は本当の事が含まれている事もある。
少なくとも4毒が癌になるとは私は思いません。
これによって免疫がバグり、それによって癌になる方も然います。だからと言って誰もが危険な毒と言うのは説明が雑すぎるのではないでしょうか？
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