🩺 「インフルエンザ脳症はウイルスが原因じゃない」というデマに注意!
最近SNSで「インフルエンザ脳症は薬のせいだ」「ウイルスは存在しない」という投稿を見かけますが、これは完全な誤情報です。
まず、インフルエンザウイルスは確実に存在します。
電子顕微鏡でも観察され、遺伝子も解析され、毎年ワクチンが作られています。これは科学的事実です。
そしてインフルエンザ脳症は、インフルエンザ感染によって起こる強い免疫反応(サイトカインストーム)が脳に影響を及ぼすことで起こります。
特に小児では高熱とともに急激に意識障害が出ることがあります。
確かに、一部の解熱剤(古い時代のアスピリンなど)が悪化に関わることも報告されていますが、主な原因はインフルエンザウイルス感染そのものです。
🔍 インフルエンザ脳症とは?
インフルエンザ感染に伴って起こる急性脳障害で、特に小児に多く、高熱・けいれん・意識障害を伴います。
日本小児科学会によると、年間数百件が報告されています(厚生労働省・感染研データ)。
🧬 原因:インフルエンザウイルスによる免疫反応
インフルエンザ脳症の発症には、ウイルス感染そのものと、それに伴うサイトカイン(炎症性物質)の過剰反応が関係していることが、多数の研究で確認されています。
- 厚生労働省「インフルエンザ脳症 診療の手引き(第4版)」では、「発症にはサイトカインストームが関与している」と明記。
- 代表的な研究:
- Ichiyama T. Cytokines in influenza virus infections of children. J Infect Dis. 1998;177(2):463-6.
→ IL-6、TNF-αなどの上昇が脳症発症例で確認されています。 - Morishima T. et al. Encephalitis and encephalopathy associated with an influenza epidemic in Japan. Clin Infect Dis. 2002;35:512-7.
→ 明確にウイルス感染との関連を報告。
- Ichiyama T. Cytokines in influenza virus infections of children. J Infect Dis. 1998;177(2):463-6.
💊 「薬が原因」は誤解
確かに、アスピリンやジクロフェナクなど一部の薬剤が重症化を助長する可能性は指摘されていますが、それはあくまで「副次的な要因」であり、原因はインフルエンザウイルス感染です。
厚労省も「インフルエンザ脳症はインフルエンザウイルス感染を契機として起こる」と公式に説明しています(厚生労働省・感染症情報センター)。
📊 予防と対策
- ワクチン接種は発症率・重症化を減らす効果がある。
- 発熱後に異常行動や意識障害が見られた場合は、すぐ医療機関へ。
- 解熱剤を使用する場合は、医師の指示に従う(小児ではアスピリン系を避ける)。
デマ情報に惑わされると家族や子供を危険に晒す事になりかねません。
専門家でもない人間のデマ情報を信じる事ないよう、またデマ情報にて何らかの勧誘を受けた方は消費者センターへ通報下さい!
消費者センターへ通報するには、まず「188」に電話してください。この「消費者ホットライン」にかけると、最寄りの消費生活センターにつながります。
今日は以上で終わりたいと思います。皆さん、ありがとうございました。



