【妊活の罠】腸活やサプリで妊娠率は上がらない!不安につけ込むビジネスと胎児へのリスク

妊活中の人に「腸活」や怪しいサプリを売りつける人たちへ、はっきり言います

妊活中の人に向かって、
「腸活が大事」
「このサプリで妊娠率が上がる」
「体を整えれば授かる」

――ちょっと待て。

まず大前提として言います。
本当に妊娠率が上がる方法なら、病院が全力で勧めています。

不妊治療クリニックは慈善事業じゃありません。
妊娠・出産という「結果」が出れば出るほど、

  • 評判が上がり
  • 実績になり
  • 患者が増え
  • 売り上げも上がる

妊娠率が上がる=病院の利益になる
この構造、わかりますよね?

それなのに、腸活サプリや謎の健康法を医師が「標準治療」として勧めていない。
つまりこれは、効果が確認されていない、もしくはエビデンスが弱すぎて勧められないというだけの話です。


■ 「腸が大事」は事実。でも「妊娠率が上がる」は別

誤解しないでください。
腸内環境が健康に関係すること自体は事実です。

でも、「腸活をすれば妊娠率が上がる」「このサプリで授かる」、これはまったく別の話。

妊娠には

  • 排卵
  • 精子の質
  • 卵管の状態
  • 子宮内膜
  • ホルモンバランス
  • 年齢

こうした要素が複雑に絡みます。

腸内細菌をいじっただけで妊娠率が有意に上がるなら、論文が出て、ガイドラインに載って、全国の病院で導入されています。
現実は、そうなっていない。


■ 妊活中の人は「不安」で判断力が下がる

ここが一番問題です。

妊活中の人は

  • 焦り
  • 不安
  • 自責感
  • 希望と絶望の繰り返し

この心理状態にいます。

そこに「これで授かる人が多い」「体を整えれば妊娠できる」と、根拠の弱い商品を高額で売りつける。
これは希望を餌にしたビジネスです。

本当に必要なのは

  • 医学的評価
  • 年齢に応じた現実的な選択
  • 無駄なお金を使わない判断

サプリで妊娠できなかったとき、失われるのはお金だけじゃありません。時間です。
妊活において、時間は何よりも重要です。


■ はっきり言います

本当に妊娠率が上がるなら、

  • 医師が
  • 学会が
  • 病院が

とっくに全力で勧めています。

それをしていないという事実が、この手の腸活・サプリの「答え」です。

妊活中の人に、いらんもん売りつけるな。
不安につけこむな。
それが、医療に関わる側の最低限の倫理です。


妊活中・妊娠初期のサプリ摂取リスクについて

また、妊活中や妊娠に気づく前にサプリメントを摂取しており、その影響が胎児に及ぶのではないかと不安になる方は少なくありません。結論から言うと、サプリメントの成分によっては、理論上、胎児に影響を与える可能性は否定できません。

妊娠初期の重要性

妊娠初期、特に妊娠0〜8週は「器官形成期」と呼ばれ、脳や心臓、内臓などの重要な器官が作られる時期です。この時期に体内に入った物質は、医薬品だけでなくサプリメントであっても胎盤を通過し、胎児に影響する可能性があります。
「サプリは食品だから安全」という考えは、科学的には正しくありません。多くのサプリメントは、妊婦や胎児を対象とした厳密な安全性試験が行われていないため、「安全と証明されていない」ものがほとんどです。

注意が必要な成分

特に注意が必要な成分としては、動物性ビタミンA(レチノール)、高用量の大豆イソフラボンやホルモン様作用をもつ成分、一部のハーブ・生薬、ヨウ素や鉄などのミネラルの過剰摂取、成分表示が不明確な海外製・複合系サプリなどが挙げられます。
これらは奇形リスク、ホルモンバランスへの影響、子宮収縮、胎児の甲状腺機能への影響などが理論上懸念されます。

過度な不安は不要だが、正しい対応を

一方で、妊娠前後に何らかのサプリを摂取していた人は非常に多く、その大多数で実際に問題は起きていません。影響の有無は、成分の種類・摂取量・摂取期間・妊娠週数によって大きく左右されます。そのため、過度に恐れる必要はありませんが、軽視するのも適切ではありません。

今からできる科学的に正しい対応としては以下の3点が重要です。

  1. 安全性が不明なサプリは中止する
  2. 摂取していたサプリの成分と量を整理する
  3. 産婦人科医や薬剤師に正確な情報を伝える

医療者に相談する際に、罪悪感や感情は不要で、事実を淡々と伝えることが大切です。

医学的に比較的安全性が確立しているのは、葉酸(適正量)、医師管理下での鉄、適量のビタミンD、精製されたDHA・EPAなどに限られます。それ以外のサプリは慎重な判断が必要です。

総じて、妊活中のサプリによる胎児への影響は「可能性としてはあるが、実際に重大な問題が起こるケースは少数」です。重要なのは、過去を悔やむことではなく、今後を科学的に正しく整えていくことです。

「垣内 重慶」とは何者なのか?

かっきー
記事を読んでいただいき
ありがとうございました!

 

 

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