「がんは食生活で小さくなる」――SNSで広まる誤解を数字で斬る
「“食事を変えればがんは小さくなる”/“添加物が原因”という投稿、要注意!
がんの罹患数が増えているのは主に高齢化によるもので、科学的に“添加物が主因”とは示されていません。一方で早期発見と治療で5年生存率は大きく改善しています(出典あり)。信頼できる情報で冷静に判断をしないと家族の命を危険に晒す事に繋がります。
SNSでしばしば見かける「がん患者が増えているのは添加物や化学物質のせい」「食生活を変えればがんは小さくなる」といった主張は、科学的根拠が乏しいか、誤解を含むことが多いです。以下では「なぜ罹患者数が増えているのか」「添加物は主因なのか」「治療成績はどう変わったのか」を、信頼できるデータで整理します。
1) 罹患者数が増えている――でも「増加」の意味を正しく見よう
- 世界の新規がん症例数は近年増加しています(2022年:約2,000万件)。しかしこの「増加」は人口増と高齢化の影響が大きく、年齢構成の違いを調整した年齢標準化発生率(ASIR)で見ると、国や部位によって上昇・横ばい・減少が混在します。
- 実際、WHO/IARCの分析では多数の新規症例は高齢者(60歳以上)に集中しており、がんは「人口が高齢化すると数が増える」病気だと指摘されています(2020–2022データ)。
→ 要点:新規患者数の増加 = 「新しい原因が急増している」ではなく、主に高齢化と人口増が説明要因です。
2) 日本の状況:罹患数は増えても年齢調整率や死亡率のトレンドが示すこと
- 日本の公式統計(がん情報サービス)によれば、診断数は増えている一方で、年齢調整死亡率は低下している部位が多く、治療成績(5年相対生存率)は過去数十年で大きく改善しています。
- 例えば「局所(早期)に限定されたがん」の5年相対生存率は胃・大腸・乳がんなどで 90%近くに達するものもあり、早期発見で治る確率が高いことが示されています(日本の統計)。
→ 要点:日本では高齢化に伴い罹患者数は増えているが、年齢調整した死亡率は下がり、5年生存率は改善している。早期発見の重要性が裏付けられます。
3) 治療成績はここ30年で大幅に改善した(数字で示す)
- 小児白血病や多くの固形がんで5年生存率は過去の世代と比べて明らかに向上しています(例:小児白血病は80%以上へ改善など)。
- 国際的にも、診断と治療法の進歩(手術、放射線、化学療法、分子標的治療、免疫療法)、およびスクリーニングの普及が、生存率改善に寄与しています。
→ 要点:今日のがん治療は30年前より遥かに有効で、多くは「早期発見 → 適切治療」で治癒または長期生存が期待できます。
4) 「添加物/化学物質が主因」という主張の現状(科学的評価)
- 食品に含まれる化学物質や接触化学物質のうち、人に対して十分な証拠で発がん性があるとIARCが評価したものは限定的です(IARCモノグラフは個別物質の危険性を評価しており、危険度は物質ごとに異なります)。
- 食品由来の化学物質のレビュー研究は「危険性が示唆される物質は一部あるが、日常の食品添加物や一般的な低濃度曝露が主要因であると結論づける十分な証拠は乏しい」と報告するものが多いです。つまり、“添加物が現在のがん増加の主因”という単純化は誤りです。
→ 要点:化学物質の中には発がん性のあるものがあり評価や規制が行われているが、日常の添加物が主要な原因であるという科学的裏付けは弱い。リスクは物質ごとの評価・用量依存で判断されます。
5) がんを減らすために本当に重要なこと(エビデンスベース)
- 喫煙・飲酒・肥満・慢性感染(HBV/HCV、HPV)・一部の職業曝露などは、がん発生に強く寄与する因子として確立されています。公衆衛生対策(禁煙、ワクチン、生活習慣改善)は有効です。
- 早期発見(スクリーニング)は一部のがん(乳がん、大腸がん、子宮頸がん、胃がんなど)で生存率を明確に改善します。日本でもスクリーニング普及が生存率向上に寄与しているという解析があります。
→ 要点:がん予防・早期発見に効果のある施策に注力することが、実際の罹患・死亡減少に最も寄与します。
結論:知っておくべき4つのポイント
- 「がん患者数が増えた=添加物のせい」ではない。多くは高齢化と人口構造の変化で説明される。
- 治療成績は過去30年で大きく改善し、早期発見で治るがんが増えている(5年生存率の向上)。
- 食品添加物が現在のがん増加の主要因であるという証拠は乏しい。発がん性のある化学物質は個別に評価・規制されている。
- 重要なのは、証拠に基づく予防(禁煙、ワクチン、肥満対策)と検診の推進。感情や断片的な情報に惑わされないこと。
参考(主要出典・読みやすいリンク)
- GLOBOCAN / IARC — Global cancer statistics (2022).
- がん情報サービス(日本のがん統計・5年生存率等) — Cancer Statistics in Japan 2025.
- Katanoda et al. — Trends in cancer mortality and incidence (international comparisons).
- Food-borne chemical carcinogens — 総説レビュー(食品中化学物質の発がん性評価)。
- 早期発見・スクリーニングの有効性に関するレビュー(日本の調査含む)。
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今日は以上で終わりたいと思います。皆さん、ありがとうございました。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
皆様の未来が、より明るく、希望に満ちたものになることを、心から願っております。
それでは、また次回の記事(動画)でお会いいたしましょう。
垣内でした。ありがとうございました。

ありがとうございました!


