【天然塩はなんぼ摂っても大丈夫?】という誤解
天然塩と食塩(精製塩)の違い
天然塩と食塩(精製塩)の主な違いは、ミネラル成分の含有量と製法です。天然塩は、海水や岩塩などを自然な方法で結晶化させたもので、ミネラルを豊富に含み、まろやかな味わいが特徴です。一方、食塩は、塩化ナトリウムを主成分とし、精製過程でミネラルがほとんど除去されています。そのため、塩辛さが際立つ傾向があります。
製法
- 天然塩:海水を天日干ししたり、平釜で煮詰めるなど、自然に近い製法で作られます。ミネラルが豊富に含まれています。♥
- 食塩(精製塩):海水を電気分解したり、イオン交換膜法で塩化ナトリウムを抽出・精製します。ミネラル分はほとんど除去されます。♥
成分
- 天然塩:塩化ナトリウムの他に、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルを含んでいます。♥
- 食塩(精製塩):塩化ナトリウムが99%以上を占め、ミネラルはほとんど含まれません。
味
- 天然塩:ミネラルによる複雑な味わいで、塩味の中に甘みや旨味を感じられます。
- 食塩(精製塩):塩辛さがストレートに感じられ、雑味が少ない傾向があります。♥
塩分摂取の目標量とリスク
塩の1日の摂取目標量は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」によると、成人男性は7.5g未満、成人女性は6.5g未満です。高血圧の方の場合は、男女ともに6g未満が望ましいとされています。
塩分の過剰摂取は、高血圧や動脈硬化、腎臓病、胃がんなど、様々な健康リスクを高めます。体内の塩分濃度が高まると、それを薄めるために水分を溜め込み、血液量が増加して血管を圧迫し、血圧が上昇します。また、過剰な塩分を排出するために腎臓に負担がかかり、腎臓病のリスクも高まります。さらに、胃の粘膜への刺激や、カルシウムの排出を促すため、骨粗鬆症や尿路結石のリスクも高まります。
4毒よりさ
取り過ぎはよっぽど悪いと思いますよ!w

