【ラウンドアップ賠償命令】グリホサートの発がん性デマと裁判の真相

ラウンドアップを巡る名誉毀損訴訟と賠償命令

日産化学が「ラウンドアップ」(成分名:グリホサート)の事実無根のネガティブ投稿者を相手取り、名誉毀損で提訴し、投稿者に賠償命令が下された訴訟が2025年8月に公表されましたのです。

この訴訟は、製品の誤った情報(枯葉剤との同一視、国土汚染、世界での使用禁止など)が日本の農業生産者に不安を与え、製品が安心して使えなくなっている現状を憂慮した同社が、農業生産者のためにも決意したものなのです。

発癌性を訴えるインフルエンサーもいますが、これも事実無根であり、アメリカの訴訟で1兆円の和解金をバイエル (開発メーカー)が支払ったと鬼のクビを取ったかの如く発信してますが、このアメリカの裁判を調べても発癌性は一切認められておりません。

発がん性分類「グループ2A」の誤解

この裁判の発端はWHOの下部組織であるIARCがこの成分について発癌性のリスクについてグループ2Aに指定した事に起因すると思われます。しかしこの指定は発癌性リスクを警告するものではないのです。

グループ2A:「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と分類しました。しかし、IARCの分類はハザード(有害性)の有無のみを評価するものであり、実際の摂取量などを考慮したリスク評価ではないため、世界各国の規制機関からは批判的で、発がん性はないという結論を下している機関も多くあります。

  • IARC の評価:
    グリホサートを「グループ2A:ヒトに対しておそらく発がん性がある」に分類しました。♥ IARC の評価は、物質のハザード(有害な影響を起こす可能性)を特定するものであり、その物質がどれくらいの量で、どの程度の確率で健康被害を引き起こすか(リスク)を評価するものではありません。
  • 各国の規制機関の見解:
    日本:内閣府食品安全委員会は、グリホサートに発がん性は認められないと結論付けています。
    その他の機関:欧州化学機関(ECHA) やアメリカ食品安全規制機関(EPA)など、多くの規制機関はIARCの分類に対して否定的で、グリホサートに発がん性はないという見解を示しています。

バイエルはなぜ1兆円の和解金を支払ったのか?

バイエルは医薬品も販売する総合メーカーです。そして元々グリホサートはモンサントという会社の製品であり、バイエルはモンサントを約7兆円で買収しています。
買収計画の中に当然この訴訟の状況は加味されているのが当然であり、バイエルとしては、風評被害も含めて自社のブランドを守るための和解金であり、これは買収コストに元々含まれていただろうと考察出来ます。

結論

したがって多くの似非科学、トンデモ科学インフルエンサーたちが騒いでいる実態は全くない訳であり、調子に乗って企業を批判していた人たちに鉄槌が振り下ろされたと言えるでしょう。
何よりもこの農薬のデタラメを流す事によって農家の方々に迷惑をかけているのを理解すべきです。
日本を守る正義の味方のつもりかも知れませんが、嘘情報によって生産者や国民を危険にさらしていると言う事なのです。

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